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1日を72時間で生きる ( 秋山利輝 / 著)

1日を72時間で生きる ( 秋山利輝 / 著)

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あんたの1日は、何時間や?

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電車の中を見渡せば、ほぼ全員がスマートフォンを見ています。

食事をしながら動画を見ている。誰かと話しながらも、手の中の画面が気になっている。

朝起きた瞬間から、夜寝る前まで、情報が頭の中に流れ込み続けている。

これは、『頭だけで生きている』 状態です。

身体は動いていません。感性も使われていません。

情報を受け取り、処理し、また次の情報を受け取る。

その繰り返しの中で、一日が終わっていく。

その結果、多くの人が 『 何かが足りない 』 と感じながら生きています。

忙しいのに充実していない。頑張っているのに豊かじゃない。

何かをしているのに手ごたえがない。

休みの日に何もしなかったのに、なぜか疲れている。

その感覚は、頭だけで生きているときの感覚です。

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「あなたの1日は、何時間や?」
時間は、増やせる。
65年間、職人を育て続けた男が明かす“時間の密度”の秘密

情報は増えた。効率も上がった。なのに、手ごたえがない——。
65年以上、木と人間に向き合い続けた家具職人・秋山利輝は、その正体を一言で言い切ります。「それは、“頭だけで生きている”状態です」と。
本書のはじまりは、工房を訪ねてきた編集者への問いかけでした。「あなたの1日は、何時間や?」——戸惑う大人の横で、16歳の丁稚は1秒も迷わず「48時間です」と即答した。なぜ少年が答えられ、大人が答えられなかったのか。

● 頭で生きる人の1日は24時間——評価・比較・効率。時間だけが過ぎていく
● 身体で生きる人の1日は48時間——手ごたえ、疲労、集中、反復がある
● 感性で生きる人の1日は72時間——場の空気、沈黙、気配、流れ、兆しを受け取る

同じ24時間でも、人によって1日の“密度”は、まったく違う。アインシュタインの相対性理論、日本古来の「中今」、スポーツ選手の「ゾーン」、職人が木と向き合う「没入」——著者はそのすべてが同じひとつのことを指すと語ります。
しかも本書は精神論ではありません。72時間へ近づくために今日から始められることは、驚くほど地味です。手を使うこと。繰り返すこと。完了させること。今夜の疲れを感じること。第5章では、丁稚たちが8年間で1万回以上唱和する門外不出の「職人心得三十箇条」全文を公開。挨拶、返事、掃除、道具、身だしなみ——技術のことはひとつも書かれていません。才能を要する条文が、ひとつもないからです。
AIがあらゆる答えを返す時代に、人間に残るものは何か。木と人間に人生を捧げた職人からの、次の世代への手紙です。

【目次より】

はじめに ずっと若者たちに伝えたかったこと
第1章 「君は、1日何時間や?」 問いが人を変える
第2章 時間は身体から生まれる なぜ、私は時間を“見抜ける”のか
第3章 48時間の人間とは何者か 身体が時間を生み始める段階
第4章 72時間は“狙うと消える” 感性が立体化したとき、時間は増える
第5章 「職人心得三十箇条」は、なぜ効くのか 才能は一切いらない
最終章 美しき国、日本の未来へ 職人の感性が、この国を救う
原稿を書き終えて 次の世代への手紙

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