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自分のルーツをたどりたくなるお話。

僕は、父母に昔のことを聞きたくなりました。
記憶を頼りに思い出の地に訪れたくなりました。
昔よくそうしたように、星を眺めなら夜を更かしたい。
久しぶりに会いたい人の顔が浮かびました。

この夏の過ごし方が変わる一冊です。
ｂｙこんぶ店長
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懸命に生きようと見上げた空には、いつも「星」があった。
父が語り始めた、波瀾万丈の生涯を送った一族の物語とは――。
人生の輝きが胸を打つ、感動のファミリーストーリー。

2024年元日、能登半島に震度７の地震が襲った。大阪で暮らすホテルマン・星場恵介は、故郷で震災が起こったことを入院中の父に伝えた。能登半島で生まれ育った両親は戦後、若くして大阪に出、今は二人とも入院生活をしている。同じ病院にいながら会うことのできない両親を案ずる恵介に、父はこれまで語らなかったふるさとでの母との思い出、そして故郷を離れ波瀾万丈の人生を送った一族の話を語り始めた。心震える感動の家族物語。